「ワインといえばチーズ」というほどに定着している相性ではあっても、だからこその奥深さがあると同時に、一歩深めれば確実に「更なる上質な日常」が楽しめること間違いなしです。今回はそんな「チーズ料理」をフォーカスし、オレンジ・スタイルの日本産スパークリングワインを筆頭に、白ワイン2種、そして赤ワイン1種の夏らしいセットを組んでみました!
1.デラウェア オレンジ スパークリング サン・スーフル・アジュテ 2024 タキザワ・ワイナリー スパークリングワイン
北海道の内陸に入った三笠市が誇る、全量野生酵母による発酵を採用している稀有な高品質ワイナリーの泡物です。オレンジワインのスパークリングワイン、聞いただけでワクワクしますよね!青みかんの爽やかな風味が夏の涼を感じるこの1本に「チーズ春巻き」を合わせてみましょう!
2.カピテル・クローチェ 2022 アンセルミ 白ワイン
イタリア北東部のソアーヴェ地区の生産者でありながらも、突き抜けた孤高の品質を目指した結果、敢えてソアーヴェを名乗らない選択肢を採った超名門の白ワインです。黄桃やネーブル・オレンジの香りには「ペコリーノチーズとブラックペッパーのチーズパスタ*」がお勧めの一皿になります。
*イタリアの首都ローマの名物料理として有名で、「カチョ・エ・ペペ」と称されます。
3.ソーヴィニョン・ブラン リード クラウセン 1STK 2022 ノイマイスター 白ワイン
オーストリア南部のチロル地方は、世界中が現在注目するソーヴィニョン・ブラン種の産地に成長しています。完熟したマスクメロンの皮や青パパイヤの香味のこの白ワインには「サラド・シェーヴル・ショー*」が素晴らしい相性を見せることでしょう。
*スライスしたクルミパンにシェーヴルチーズ(山羊のチーズ)を乗せてトーストしたものをグリーンサラダと楽しむ、パリのカフェ等でお馴染みのフランス料理です。
4.クルーフ・ストリート スワートランド ルージュ 2024 マリヌー 赤ワイン
そのコスト・パフォーマンスが群を抜いて高いことから、世界中のワインバイヤーから賞賛されている南アフリカの1級格付け生産者の赤ワインとなります。品の良い白コショウの香り、そして滋味深さを見せる味わいの緻密さには「バルサミコ酢を振ったパルミジャーノチーズ」を試して頂きたく思います。