初夏を迎えると特に美味しくなることで知られるタコ。日本は特にこの食材を愛する国として知られ、スーパーでも簡単に手に入る身近な食材である一方、今ではすっかり高級品となってしまった感がありますよね!今回はこの食材に、スパークリング1種、白ワイン2種、そして赤ワイン1種を合わせてゆきたいと思います。
1.MCC ブリュト ブラン・ド・ブラン 2016 エルギン・リッジ スパークリングワイン
南ア随一の冷涼産地にてバイオダイナミクス農法を採用。長い熟成期間を経てリリースされるこの泡物は、アンバーカラーの色調と共に、様々なドライフルーツの香り、シナモンのスパイシーな熟成感を見せる、大変複雑な高品質なる辛口です。「タコの唐揚げ」が美味しく楽しめますが、デュカスパイスを軽く振ることでより相性の協調性を確認できることでしょう。
2.フィンカ・アランテイ 2022 ボデガス・ラ・ヴァル 白ワイン
世界中で「魚介類との相性の良さ」を良く知られ、日本市場でも話題性が高まってきているアルバリーニョ種。特に熟した果実味の豊かさで知られたサブリージョン「オ・ロサル」の平均樹齢が35年にも及ぶ単一畑産の高品質品なる1本です。爽やかなタコ料理の代名詞となる「タコとセロリのレモンマリネ」をお楽しみ下さい。
3.ソーヴィニョン・ブラン 2020 ザ・ペアリング 白ワイン
「スクリーミング・イーグル」の兄弟ワイナリーとして知られ、セントラル・コーストの幾分内陸に入った地で途方もない品質のソーヴィニョン・ブラン種ワインを醸してきます。ムスク、そしてグレープフルーツ・ケーキのような複雑性のあるこの1本には、「タコと五穀ライスのサラダ仕立て」が楽しめます!
4.ReSTAURANT(レストラン)Red 2022 の音ワインズ 赤ワイン
美しい艶と伸びのある味わいが印象的なこの赤ワインは、日本を代表する山梨県の「98ワインズ」で長年アシスタントワインメーカーを務めた依田氏による希少な1本です。
2つの品種を複雑な醸造法を採用してブレンドすることで、瑞々しいイチゴの香りと土っぽい奥行を見せたこの渾身の力作に、「タコの柔らか煮」を推奨したいと思います。